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ファンクショナルトレーニング 5つのルール ①

ここでは、運動療法としても注目を集めている

「ファンクショナル(機能的な)トレーニング」について解説したいと思います!

まずはファンクショナルトレーニングを理解する上で必要な5つのルールについて。

まずはそれを一つずつ詳しく説明していこうと思います!

第①のルール:「重力(gravity)を利用する」

 

私たち人間の基本姿勢は立位だといえます。
この立位の姿勢から動きが始まり、歩いたり、走ったり、跳んだり、しゃがんだりします。

これらの動作中にバランスをとったり、姿勢を保持したりを無意識のうちにしていると思いますが、
ここに加わっている外力こそが『重力』です。

この重力に対してカラダは耐えるために筋肉を使っています。
ただ、問題はここからで、重力に耐えながら動作を行うために筋肉は使われていますが、

一般的な筋力トレーニングでの使い方はどうでしょうか?

例えば「腹筋」

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どこでも気軽にできる一般的な「腹筋」は、
仰向けに寝て、軽く膝を立てて、上体を丸めるように持ち上げる動作が一般的
ですが、※所謂「クランチ」です

これと同じ動きを椅子に座ってやると…

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腹筋を使わなくてもできますよね?ただ重力に身を任せ上体を丸めればいいので。

逆に座った状態で、自然に腹筋を活動させようとするには
後ろにカラダを倒していくと重心ラインを超えるあたりから腹筋に力が入ります。

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※背もたれのない椅子でやってみてくださいね。そして、後ろに倒れない程度に(^^;)

この筋肉の使い方こそが「ファンクショナル」な使い方です!

腹筋群は通常、姿勢を保持するために、カラダがふらふらしないように
筋肉の距離を変えずに緊張を保ちます。

このようにカラダの各箇所で重力という「外力」に対する筋肉の使い方をトレーニングすることが
「ファンクショナルトレーニング」の特徴の一つといえます。

「腹筋」をファンクショナルトレーニングの考えで鍛えると・・・

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このような感じになります。※身体をプランク(板)状態にしたまま

基本動作の中で筋肉がどのように使われているか、
このあたりを考えながら実施してみてください!!

それこそが、動作中での各筋肉の「機能性」を上げることにつながり、
動作不良による「障害」からの根本的な改善に貢献します!