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ファンクショナルトレーニング 5つのルール ④

第④のルール:「3面運動」(3dimension movement pattern)

まずはじめに、「動きの基本面」について説明します!

人間は当たり前ですが、3Dの世界で生活をしています。

その3Dを1面ずつみてみますと、
・前額面(ぜんがくめん)・・・カラダを前後に分ける面
※カラダを横から縦に真っ二つにするような面

・矢状面(しじょうめん)・・・カラダを左右に分ける面
※カラダを正面から縦に真っ二つにするような面

・水平面/横断面(すいへいめん/おうだんめん)・・・カラダを上下に分ける面
※カラダを正面から横に真っ二つにするような面

という3つの面になります。

では3つの面でのトレーニング種目とは?

・前額面 ラテラルレイズ(腕を横にもち上げる肩のトレーニング)
ヒップアブダクション(足を横に持ち上げるお尻の横側のトレーニング)など

・矢状面 アームカール(肘を曲げる力こぶのトレーニング)
レッグエクステンション(膝を伸ばすもも前のトレーニング)など

・水平面 トーソローテーション(ウェストをひねる腹部のトレーニング)
チェストフライ(腕を開いて閉じる胸のトレーニング)など
になります。

ジムで筋力トレーニングをされたことがある方なら、よくやるトレーニングですので何となくお分かりかと思います。

上記を見て頂くと、通常のマシンを使用したトレーニングや自体重、ダンベルなどを使用して寝そべったり、座って行うようなトレーニングは、

結構、1面または2面上の動きでできてしまいます。

日常生活は3D

『歩行』はどうかというと、
3面=3Dでの動作となります。

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①矢状面上の動き⇒腕や脚を振る動作

②水平面上の動き⇒腕や脚を振ることで起こる上半身の回旋、骨盤の回旋

③前額面上の動き⇒片脚に体重が乗った時にカラダが横に揺れない、倒れないように安定させる力

このように、立位で行う基本的な動作は3Dで作用していますので、
「動きのトレーニング」である「ファンクショナルトレーニング」は3Dを意識した
トレーニングを実施することが必要です!