パーソナルトレーニングを提供する上で、意識している事があります。
それは『固定する力』と『動かす力』についてです。
『固定する力』とは土台をしっかりと安定させるようなイメージで、いわゆるキープさせる力になります。
土台の固定力(安定力)
各筋肉には「起始部」と「停止部」と言った、
筋肉がどの骨のどの辺りから始まり、どの骨のどの辺りまで付いているかという事がとても重要になるのですが、
『動かす力』の場合、
その時土台側となる骨が固定されていないと、そこに付く筋肉は
しっかりとした力を発揮できずに、引っ張りたい骨を動かすことが出来ずにいます。
そうなると、「動きがない」感じや、
「動きが小さい」、「動きが不安定」になります。
ですので、この『固定する力』と『動かす力』はセットになります。
力がないのか、出せないのか
例えばこの「サイドプランク」という種目、
横向きの状態から上の脚を持ち上げているのですが、
下側の股関節がしっかりと固定されていないと、
上の脚は持ち上がりません。
これは上の脚の股関節周りの筋力が弱いのかと言えばそうではなく、
このように、腰を下に降ろせば、固定されるため、
上の脚は楽に持ち上がります。
というように、『固定する力』がないと『動かす力』がうまく発揮されないのです。
『固定する力』
まずはこの力がしっかりと入るかどうか、
これが、カラダを動かす上でとても重要になります!
土台が固定されていれば、筋肉というゴムがしっかりと伸びることができ、そして力強く縮んで、パワーを出せます。
いろんなスポーツを観ていても、軸のブレない選手はやはり強い!
って感じますよね
※土台が固定=軸が安定している。と言っても決してずっと『カチカチ』という訳ではなく、ONとOFFが出来ているのがベストかと思います。
ご自宅でもできる「体幹トレーニング」。
そのポイントとなるカラダの使い方がとても大切です!