シリーズ「姿勢改善のためのトレーニング 上半身編」の③です。
今回は今まででもお伝えしてきた『猫背』『巻肩』『頭部前傾』といった姿勢不良の際に鍛えるとよい場所のトレーニングについてです。
今までご案内してきた『ボールYWA』や『ウォールヘッドリーン』 と一緒に実施して頂くとよいエクササイズです。
腕立て伏せができますか?
あなたは腕立て伏せができますか?
特に女性の方は苦手な方が多いのではないでしょうか?
腕立て伏せの際に多く見受けられる”うまくいっていないフォーム”の特徴は
「肩が抜けた状態」です。
この「肩が抜ける」原因となる筋肉が今回のターゲットです。
肩甲骨は安定したい
その筋肉とは「前鋸筋」(ぜんきょきん)という筋肉です。
前鋸筋は肩甲骨の内側の淵から肋骨(第1~9)についている筋肉です。
働きは、肩甲骨を脇腹の方に引き出したり、肩甲骨の下の角を上方に回旋させたり……
おっと、ややこしいですね…
簡単に言いますと、腕を頭上に持ち上げた時の肩甲骨の動きを作る筋肉です。
※前鋸筋だけの仕事ではありませんが。
で、この「腕を頭上に持ち上げる動作」
日常生活では、あまりやらない動作だと述べてきた通りです。
さらに、腕が耳の横に来るほどの位置までは「皆無」に近いです…
というように「さぼっている」可能性大です。
また『前鋸筋』は他の筋肉と協力して、肩甲骨を肋骨に貼り付け、安定させる役割もありますので、「肩周りの安定」にも大きく貢献しています。
肩が安定すると腕を使って、カラダを支えることができますので、
腕立て伏せや体幹トレーニングでお馴染みのプランクなどの
※うつ伏せで肘ついて、お腹持ち上げてキープするやつ
効果的なエクササイズがうまくできるようになります!
肩周りおススメエクササイズその③ ~チューブで簡単エクササイズ!~
という訳で「腕立て伏せ」をやることをおススメしますが、
今回は「腕立て伏せ」がまた無理!という方にもできるエクササイズです。
そんな『前鋸筋』を鍛えるおススメ簡単エクササイズがコレです!※前鋸筋以外も
『ボザー』とか『L、W』なんていうエクササイズです。
ゴムチューブのような負荷が必要になりますが、ホームセンターでも安く売っています。
コレは簡単且つ効果的ですのでおススメです。
だいたい15~20回を2~3セットくらいやってみてください!
※実施の際は肩甲骨を内側に寄せ気味にし、下に下げたまま実施して下さい。
背中は自分では見えませんが多くの方に見られています!是非お家でも。