トレーニングって、ただやればいいとうものではありません。
ただ単にきつければいいとか、回数が多ければいいとか、早ければいいとか、汗をかければいいとか。
特にそれが道具(ツール)を使うとなると、間違った使い方をすることで、
「効果がない」「意味がない」そして最悪「怪我につながる」「道具が破損する」ということにも繋がりかねません。
という訳で、今回は「TRXサスペンショントレーナー」の使い方についてシリーズでお伝えしていきます!
TRXサスペンショントレーナー強度変換②「振り子の原則」
前回に続きまして今回も「強度変換」です。
今回は「振り子の原則」について。
サスペンショントレーナーはただぶら下げると、固定されているポイント(アンカーポイント)の真下の位置に自然に真っすぐ垂れ下がります。
この真下の位置とトレーニングを開始する位置との距離を調節することで、トレーニングの強度を変えることが出来ます。
例えば、このTRXハムストリングカールという種目の場合
開始位置を真下よりマイナス側(奥側)へ移動させて実施する場合、サスペンションは重力によって真下に戻ろうとして、結果膝を曲げるという動作の補助をしてくれる形になり、負荷が軽減します。
逆に開始位置をプラス側(手前側)へ移動させて実施すると、重力がトレーニングの動作方向と反対側に作用することで、トレーニングの負荷が上がります。
このように、TRXサスペンショントレーナーの開始位置を調節することで、容易に強度を変換できます。
ただし、ご家庭などドアアンカーを利用して実施される方は、扉(壁)がある為マイナス側への移動は不可能ですので、少しプラス側からの実施になります。
次回は「強度変換」の最後、「安定性の原則」についてです。