マラソンネタつながりです。(マラソン以外にも言えますが)
「テーパリング」
リークスのお客様で、スポーツをされている方は結構おられるのですが、
皆様からよく聞かれるのが、
『試合(大会)が○○日なんだけど、次のトレーニングいつ入れたらいいかな?』
とか、
『試合(大会)まであと少しなんだけど、トレーニングは軽くした方がいいかな?』
というようなご質問を頂きます。
その人によって状況は様々ですので、一概には言えませんが、
『あまり無理をせず、疲労がたまらないようにする方がいいかと思います』
というのが僕の考えですが、
これは「テーパリング」といって、
目的である試合(大会)に向けて、最高のコンディションで挑むためには、直前まで練習、トレーニングに一生懸命になるよりも、
今までの疲労を抜いていく方が、
自分のパフォーマンスを発揮しやすいだろう。という考え方です。
プラス面とマイナス面を考える
コンディションは、トレーニングによるフィットされた状態(プラス+の要素)と、
トレーニングによる疲労の蓄積(マイナス-の要素)が、
最終的にプラス+の状態で推移できていれば、
よいコンディションを保てるのですが、
マイナス-になっていると、コンディション不良になります。
このプラス+の要素(フィットする)とマイナス-の要素(疲労)は、トレーニングを止めると、どちらも減っていきます。
ただし、マイナス-(疲労)が回復する方が早くおとずれますので、
プラス+(フィットする)が下がったとしても、
結果、プラス+の状態で調整できれば良いのです。
トレーニングで得られたプラス+(フィットされた)の状態は、
今までの長期間に渡ったトレーニングの賜物ですので、
試合(大会)までの残り僅かな日数で、追い込んでも、
同時に疲労もため込んでしまうため、
あまり意味がありません。
不安でトレーニング、練習をやりたい気持ちはよくわかります
が、「疲労」を抜くことも大切ですね。
テーパリング時のトレーニングとして
ただ、では全くトレーニング、練習をしないか?と言えば、
そうでもなく、
『頻度、ボリューム(時間)』を少なくしていくのがBESTではないでしょうか。
トレーニングの強度というのは、その競技の力発揮の感覚にも近いため、
感覚を忘れないためにも、「短時間、高強度」のトレーニングも大事だと思います。
という訳で、近々『金沢マラソン』がありますが、
『テーパリング』についても意識しておいた方が良いかもですね。
バッチリとはまる「テーパリング」方法を見つけるには、
それなりの経験が必要かと思いますが、
トレーニング、練習に真面目なあなた、
是非お試しを!