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運動のレベルと健康

最近クライアントの方とのお話の中で出た話題をテーマにしたいと思います。

「度を越えたパフォーマンスは必ずしも健康的とは言えない」
という事について。

さまざまなスポーツや運動は健康的であるか?と問われれば、

「ある程度のレベルまでは健康的になれる」と思います。

しかし、そのスポーツや運動にのめり込みレベルを上げていくにつれて、
”身体を酷使していく”事につながるため、必ずしも”健康的”とは言い切れません。

例えば柔軟性

ヨガのポーズなどで、先生が見せる

”完璧なポーズ”

このポーズの中には関節構造上少し”過剰な”ものもあったりします。

そういったすべてのポーズを先生のレベルまで誰しもが出来ないと意味がないか?と言えば
そんなことはありません。

ランニングなどにしても同様で、
どんどん早く走れるようになる方が健康的か?となれば、

”身体への負担が増す分、リスクも大きくなる”ことも考えられます。

初級レベルから中級レベル

運動をはじめてから、徐々に慣れてきて、少しずつ強度が上げられるようになってきている段階などは、
身体にとっての様々な機能(筋力、神経系、心肺系)が向上し始めるところですので、

”健康的な状態”に近づいていると思われます。
いわゆる「初級から中級レベル」です。

しかし、中級レベルから上級レベル、更にそれ以上となってくると、
より求められる能力に特化したものになっていく為(柔軟性が必要なら柔軟性だけ、持久力なら持久力だけ)、他の能力との差が出てきてしまい、

”健康的な状態とはいえない”レベルになると考えられます。

バランスが大切

ただし、多くの方が

”初級レベルになる前段階”で止まっているため、(いわゆる「何もしていない」)

「もっと頑張って何かに取り組んだ方がいい」と思っていますが、

  

ある分野だけを過剰なまでに伸ばし続けることよりは、
「各分野を中級レベルまで目指してできる方が良い」と思います。

『1km程度軽く走っただけで、膝に手をついて肩で呼吸をしてしまう筋トレマニア』より、
『股関節が180度開脚できるけど、腕立て伏せがしっかりと10回もできないヨガマニア』より、
身体の各機能(筋力、柔軟性、持久力、バランス能力など)が程よく満たされている状態の方が

「より健康的」です。

何か競技スポーツをされている方や、自分のやりたい事を追及している方が、
上級レベルを目指していくことは、決して「悪い事」ではありませんが、
運動の能力と健康は必ずしも”=(イコール)”ではないと私は思っています。

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