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#453 やる気を引き出す

こんにちは!トレーナーの岡田です。

7月も終わりますねー

というわけで『読書感想文シリーズ』です。

7月の本はこちら↓

【モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか】

内発的動機づけ

独立してから4年と数ヶ月が経ちますが、
ずっと考えていることが2つあります。

まずは、自分でトレーニング指導(パーソナルトレーニング)をはじめるにあたって、

『トレーニングをどう伝えていくか?』
ということです。

そしてもう一つは、自分でお店を運営するにあたって、

『どう継続していけるか?』
ということ。

トレーニング指導に関しては、長年指導をしている中で、ずっと疑問というか考えていたことがありました。

それは、

「トレーニングをすると○○が良くなる!」
「トレーニングで○○!」

のような、トレーニングの効果を謳うということ。

確かに、トレーニングには実施することで様々な効果を得られます。

しかし、「○○のために」という理由でトレーニングをすると、いくつか問題が発生すると僕は感じています。

それは、

①目標達成することでトレーニングを終了してしまう。(燃え尽き)
②効果が出ないことであきらめてしまう。(挫折)
③つらい、きつい=効果。という錯覚。(ネガティブイメージ)

といったような感情に振り回されてしまうという問題です。

もちろん、「○○のために!」といった動機をもって実施することが悪いことではないと僕も思っているので、
この『トレーニングをどう伝えるか?』という悩みは複雑です…

そんな複雑な悩みを常に抱えていたところ、今回の本【モチベーション3.0】を知りました。

そこに書いてあったことで「なるほど」と納得した言葉があります。それが、

『内発的動機づけ』です。

『トレーニングをどう伝えるか?』

これを「内発的動機づけ」という観点で言えば、
『トレーニングは特別なものではない』という考えのもと、

「トレーニングをすると何だか気持ちいいから」
「トレーニング後はスッキリするし」
「今日は頑張った!と肯定的になれるから」

といったような”トレーニングの恩恵”を受けることができ、

「トレーニングすることでカラダの様々な機能が改善されるので、健康的な人生を送るためにトレーニングはやるべきだ」
という動機づけになるのではと。

モチベーション2.0

しかし、「トレーニングによる効果」を求め過ぎてしまうと(というか、それを期待させ過ぎてしまうと)

「辛いけど頑張らなければいけない」
「もったいないから結果を出さなければいけない」
「これだけやっているのに結果が出なかったらどうしよう…」

といった感情に支配されるため、トレーニングの恩恵に気づけなくなり、
「トレーニングの価値がわからない」「トレーニングがカラダにどのように関与しているかわからない」というようになり、
継続的に実施していくことが困難になり、トレーニングの本質を理解できなくなります。

今回の本「モチベーション3.0」ではこのような動機付けを

【モチベーション2.0 外発的動機づけ】
といい、

「成果、効果を出すことでの報酬(誰かに褒められるとか)を求めて頑張るが、失敗(さぼり、妥協)を恐れてチャレンジが苦手になる」と。

このような『交換条件つき報酬』でやる(やらせる)のではなく、自分で必要性を感じ、自発的に取り組むほうが
トレーニングの恩恵に気づきやすく、結果として様々な効果を手に入れることができる。ということです。

マスタリー(熟達)を追求する

上記のことは、僕のもう一つの悩み
『お店をどう継続していくか?』にも当てはまり、

誰かに「こうした方が儲かるぞ」とか「これをやった方が受けがいいよ」などの表面的なことばかりに振り回されず、
「自分がやりたいこと」「自分の心が動かされるようなこと」「本当に勧めたいこと」を大切にし、

『なぜ、独立してまでトレーニング指導をやりたいのか?』
を常に意識していくことで「お店の継続」につながると感じてます。

ということをふまえると、僕の場合は、

ビジネスとして「トレーニングのお店」を広めていくのではなく、
「自分が良いと思うトレーニングの本質を地道に、必要な方だけに伝えていけるお店」を広めていくという風になるのかなぁ~と。

そんな風に継続しながら、僕自身トレーナーとしても経営者としても『成長』していきたいと思っています。

この『成長いていく』ことを、この本では『マスタリー(熟達)の追求』としています。

これこそが、今回この本を読んだ中でとても印象深く、大切な部分だと感じ、
人生を豊かにする上で必要な考えだとも思いました。

「マスタリー」とは、何か価値のあることを上達させたいという欲求のことです。

僕自身のマスタリーは、この「トレーナーという仕事」をもっと価値のある仕事であると感じていくために極めていきたいし、
「トレーニングの本質」をもっと広めていける存在になりたいという欲求です。

マスタリーの3つの法則

マスタリーには3つの法則があるとされています。それは、

①マスタリーはマインドセットだ
マスタリーは考え方次第であると。「痩せるためにトレーニングを頑張る」より「痩せるとは何か?を学ぶためにトレーニングを選択する」と考えた方がよいなど。

②マスタリーは苦痛である
マスタリーには長期間(約10年間)にわたる努力が必要とされる。
地味なことでも着実に積み重ねることで熟達に近づける。「忍耐力」を身に着けることが大切。

③マスタリーは漸近線だ
漸近線とは、曲線が近づいても完全に接することのない直線を表す。
あと少しでそれに達するほどに接近はできるが、決してそれに達することはできないもの。
ゴールのないもの。少し近づき、また次の課題。といったような完全に到達できないものであると。

だからこそ”魅力的”なため、結果よりもプロセスを楽しむという考えである。
といったものです。

僕も昔からよく考えずに言っていた言葉があります。
「トレーニングにゴールはない」と。

以上がマスタリーの3つの法則です。

多くのトレーニングを受けている方々にも、このトレーニングの「マスタリー」を追求して欲しいと僕は願っています。

というわけで最後に
「運動へのモチベーションを生み出すためのアドバイス」としてこの本に書いてあったことをシェアしたいと思います。

それは、

「結婚式までに痩せたい」とか「○○までに痩せたい」などの目標は達成しやすいが、すぐに元に戻る。
それよりも「快適に過ごすためのカラダづくり」とか「家族のための健康維持」といった目標なら長期的にでき、素晴らしい結果が得られる。

まったくその通りです。

【編集後記】

マラソンチャレンジに向けてのランニングトレーニング。
本日も走りました!

現在まで、5月合計5.39㎞、6月合計20.16㎞、7月合計46.24㎞

う~ん……がんばります!

マラソンをやる【内発的動機づけ】をもっと意識しないとですが、

マラソンをなぜやるのか?

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『ブログネタ』になるから。ですかね笑

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