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股関節から動かす③

トレーニングを実施の際、とても大事な要素があります。

それは「股関節から動かす」という事。

腰や膝から動いていないか?

スクワットやデッドリフトなどの立った状態からの動きのトレーニングの多くは、

「股関節から動きを始めることが必要になります」

股関節の動きがイマイチ悪いと、
腰を丸めたスクワットやデッドリフト、ランジ、
また膝を過度に曲げすぎたスクワットやランジなどもフォームになりやすく、

そのトレーニングの効果を半減させるどころか、各関節に過剰なストレスを掛けるようなトレーニングになりかねません。

股関節を安定させる

股関節を正しく使うためには、まず股関節周りの筋群をしっかりと使いバランスよく安定させ、体幹部の筋群とも協同して働かせることも必要です。

特にお尻の筋肉がうまく機能していないと、股関節の前面側が優位にたってしまうため
立ち姿勢や歩行、走行、そして各スポーツパフォーマンスに至るまで局所的な疲労を生みかねません。

前回のシリーズ②でもご案内しました「股関節前面優位」

前回はその「股関節前面の緊張や使い過ぎのクセ」を弛めるためのリリース&ストレッチでしたが、
今回は股関節前面優位パターンを書き換える為の「お尻側(臀筋・腿裏)の発火」に関するエクササイズです。

両膝立ち&片膝立ち

「お尻(臀部)の筋出力」を高める種目は多くありますが、今回はトレーニングポジションについて。

股関節は骨盤と大腿骨との関節ですが、その骨盤は仙骨から腰椎、胸椎という背骨に繋がっています。

という訳で、背骨(いわゆる体幹)の安定も意識した形でのトレーニングポジションになります。

このような「両膝立ちポジション」「片膝立ちポジション」ではそれぞれの特徴として異なる部分はありますが、
共通点として「お尻側(臀筋・腿裏)の筋肉を使う」事が求められます。

後ろに来た足部のポジションなどのバリエーション(つま先を立てるか立てないかなど)もありますので、
ウェイトや外部負荷を用いるときのポジションのバリエーションとしても
おもしろいトレーニングポジションになります!