『手などを使わずに床から立ち上がることができる能力を維持している方が長生きできる』
というようなリサーチがあります。
これは何を意味しているかと言えば、
股関節周りなどの筋力、柔軟性、体幹の機能性が必要だということを意味しています。
トレーニングをする目的は様々だと思いますが、
「ボディメイク」=「造形」「見た目(筋肉)の形をよくする」
といったトレーニング目的以外なら
マシンを使用した筋力トレーニングは必要ないと思っています。
※個人的な見解です。ちなみに僕は「造形」トレーニング大好きです。
動作プラスのトレーニング
『手などを使わずに立ち上がる能力』のためのトレーニングが目的だとしたら、
①実際の立ち上がりの動作に負荷を加えるトレーニング
②実際の動きに近い関節動作のトレーニング
③実際の動きに関わる関節の固定と可動のトレーニング
といった項目が必要だと思います。
※全てではなく、必要に応じて。
今回は『手などを使わずに立ち上がる』という事で言ってますが、
『日常生活の中での動きの質を高めること』という意味では、
健康目的のためのトレーニングも同じ事になります。
まずはじめにやるべきトレーニングとは?
という訳で、
どんな目的であれ(造形であれ)、人間という構造的な問題を解決することからまず初めに実施すべきではないだろうか?と思っています。
自分のカラダを手を使わずに立ち上がれない方が、
階段を登るとき、手すりを使わず登ることができない方が、
トレーニングをした方が良いからといって、
イスに座って、背もたれにもたれかけ、胸パッドに支えられ、
重りを一生懸命上げたり、下げたりすることが、
どれだけ「動きの改善」の役に立っているのか?
※精神的な部分やパーツの部分には何かしら効果があるかもですが
という事を考えなければいけないと思いますし、伝えていかなければいけないと思っています。
砂場の中の滑り台
リークスは「ファンクショナル(機能的な)トレーニング専門店」と言ってますが、
若者向けや上級者、アスリート向けのトレーニング専門店ではありません。
むしろ、トレーニング初心者がやるべきトレーニングを多く実施しています。
ただ残念ながら、フィットネスクラブや大きな施設のジムなどでは、初めての方には教えるのが簡単な
”型にはめるトレーニング”を教える事が多いかと思います。
※安全面の考慮というのもありますが
そろそろそういった環境を変えていく必要があるかと思いますが
なかなか簡単には変わらないでしょう…
少しずつ”そういった場所”を導入している施設は増えてきているようですが、
まだまだ
『砂場の中の滑り台』
という環境です。
※場違いな感じで置いてあったら、周りの目を気にして誰もやらない。
トレーニングを始めようと考えている方。
まずは自分のカラダをしっかりとコントロールできるようになる為のトレーニングから始めることをおススメします。
その後でマシントレーニングをすれば、安定したフォームで出来るようになり、もっと効果的に重りを上げることができるようになります!
是非一度ご相談下さい。
これ、ホントお店ではよく出る話題なのです……
ファンクショナルトレーニングをはじめる前に
『まずは筋トレして筋力をつけてから』と思っている方が多いのです。
……これ逆なんですけどね。