こんにちは!トレーナーの岡田です。
多くの方にとっての「トレーニングをした方が良い」理由は何か?
僕が一番に思うのは、
『普段の動きのない日常生活によってぼやけてしまった感覚を取り戻すため』です。
トレーニングといえば、筋肉を鍛えて大きく、強くさせることや、
筋肉量を増やして代謝を上げて、痩せたいとか太りにくいカラダを作りたいといったイメージが強く、
「ボディメイキングやダイエットのためのトレーニング」
として捉えられている方が殆どだと思いますが、
筋力トレーニングはもちろんながら、様々なトレーニング(バランス、スピード、ストレッチなど)は
筋肉を使い、骨を動かし、関節を動かしながら、筋肉の収縮速度や使い方、骨のポジションや関節の角度などを細部に渡ってコントロールすることが求められています。
しかし、普段から自分のカラダを沢山かつ繊細にコントロールしながら動かしていない方が殆どという状況の中、
筋肉の肥大ばかりに目を向けて、負荷を掛け、パーツにばかり注目してそこを集中的に鍛えるというのは、
カラダのコントロール性を失うばかりか、局所的な疲労や負担を強いることにつながり、
繊細な関節や筋肉のコントロールも身に付きません。
ボディマップを取り戻す
最近お店でよく皆様に話すことをここでもシェアします。
僕のお店ではあまり「ガチガチの筋トレ」を指導していません。
もちろん器具がないというのもありますが、当初の予定からその必要性がないと判断したからです。
※ここで勘違いして欲しくないのは決して「筋力強化」が必要ないという訳ではありません。むやみに筋肥大させる必要はないという意味で、パワー、スピードの強化は必要なのでそれ用の器具はある(というかもっと欲しい笑)
僕がご案内しているトレーニングの最大の狙いといってもいいのは
『ボディマップを取り戻すこと』です。
ボディマップとは言葉そのまま「カラダの地図」と解釈してもらうといいのですが、
我々が何気にカラダを動かすときに、それに必要な筋肉に神経から電気が流れてその筋肉が動きます。
そして関節内には、どれくらいの角度で関節が動いているかをセンサーが感知して、フィードバックしています。
筋肉や関節以外にもあらゆるセンサーが反応して、様々なフィードバックにより
動きの滑らかさやバランスの調整、力の調整、痛みやストレスの度合い、関節の角度などのポジションの調整が行われ、
一つ一つの動きを作っています。
ですので、このボディマップを自分自身が(脳が)どれくらい把握してコントロール出来ているかによって、
動きの精度や力発揮の効率性などが変わってきます。
いわゆる、ケガをしにくく、パフォーマンスの高いカラダであり、効率よく動けることから、
日常的な運動がしんどいものではなく、アクティブな生活スタイルを送りやすいカラダであるとも言えます。
アクティブな日常生活を送っていると、無駄にエネルギーを貯め込むことに繋がらないため、
「太った」「痩せたい」などという悩みからも解放されます。
多くの方のトレーニングの目的として僕はこの
『ボディマップを取り戻す』ための時間にして欲しいと常々思っています。
ボディマップの取り戻し方
ではどのようなことが『ボディマップを取り戻す』ようなことなのか?と言えば、
「カラダを動かすこと」です。
ただし、闇雲にカラダを動かすのではなく、
意識して、コントロールして、繊細に、動かそうとする必要があります。
カラダは(脳は)普段からあまり使用しない機能に関しては、その感覚を失っていくようにできています。
ですので、1日の殆どを椅子に座って過ごしていたり、寝転がってばかりの生活をしていると、
「骨盤を動かす」ということや、「肩甲骨を動かす」ということは全くできなくなります。
骨盤や肩甲骨が動かせないとなると、股関節を動かすトレーニングや上半身を動かすトレーニングはうまくいきません。
そんなうまくいかない状況で負荷をかけてしまえば、「負荷に抵抗する」ことばかりに意識がいってしまい、
骨盤のポジションや肩甲骨のポジションを調整しながら動かすことは間違いなくできません。
トレーニング種目によっては自体重の負荷であってもうまくいきません。
という風に、ただ筋肉にストレスをかけて、筋肉を強化することで全ての問題が解決するほど、我々のカラダは単純ではありません。
という訳で、普段から殆どカラダを動かす機会がない多くの一般的な生活を送っている方が
実行していただくといいトレーニングは
「カラダを繊細に動かすトレーニング」です。
このようなトレーニングはたいしてカロリーを消費しませんので、トレーニングをしたからと言って痩せませんし、
はじめはたいした負荷を扱えませんので、筋肥大もしません。
且つ、ぼやけた感覚を取り戻すトレーニングなので、はじめは何をやっているのかよくわからないかもしれませんし、大抵うまくいきません。
だけど必要なことなのです。
一つのトレーニングで全てが得られる訳でもありませんので、このようなトレーニングと同時進行で、
「有酸素運動」をすることもおススメしています。
人間は循環器系の働きによって動けますし、頑張れますので、日常生活で全くと言っていいほど
心拍数が変動しないという方は、軽いレベルからで全然OKですので、心拍数を上げたりする運動もおススメしてます。
ウォーキングで構いませんので是非、高頻度で取り組んでください。
まとめると、
「外見ばかり鍛えるよりも、感覚をもっと鍛えよう!」
というのが僕のおススメするトレーニングです。
※最後に勘違いしないで欲しいパート②として、だからと言って筋トレは無意味ではなく、最終的には重いウェイトをしっかりとコントロールできるカラダがBESTだということです。結果的に筋肥大するんじゃないの~ってことです。
【編集後記】
只今自宅のキッチン周りのDIYを模索しております。
一回全部ぶっ壊したい…そんな気分です笑
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