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#526 強く、そして成功するために

こんにちは!トレーナーの岡田です。

先日のRIZIN(格闘技)は衝撃的でした。。。

久々に「何とも言えない感情」に襲われました。笑 いい意味で。

僕自身トレーナーとして、

「トレーニングはどれくらいアスリートのパフォーマンスアップに貢献できるのか?」 という疑問を常に持っています。

現状での僕自身のそれに対する答えは、 「だいたい1~2割程度の貢献度」 かなぁと感じています。

自分の特徴を活かせる場合は強い

スポーツの世界ではよく「親が元プロスポーツ選手」というアスリートがいます。

これは「遺伝」であり「環境」が作り上げた「身体的特徴」であり「精神構造」の賜物であると思います。

このような【身体的要素】(手足が長い、とか身長が高いとか、太りやすいとか)という変数と、

どのような環境で育ってきたか?というような【環境的要素】(間近で真剣勝負を観てきたか、とか小さい頃から競技に関わってきたか、とか)という変数に、

「どの競技を選んだか」という【選択要素】の変数、そして「どんなトレーニングをどれくらいしたか」という【成長要素】の変数を掛け合わせて出た数値が、

そのアスリートの能力の数値であると僕は思っています。※あくまでも個人的な見解です。

  この【身体的要素】×【環境的要素】×【選択要素】×【成長要素】の積の数値が大きい方が単純に強い。

とした時、 いくら「強い気持ち」【環境的要素】のレベルが高くても、

「トレーニング」が自分に合っていないもの、もしくはあまりトレーニングをしないという風になれば、(【成長要素】が乏しければ) 全体の数値は低くなるでしょうし、

【身体的要素】をあまり活かせていない競技を選択したのであれば、全体の数値も伸び悩むでしょう。※競技の選択以外でも細分すれば「戦術の選択ミス」や「ポジション選択のミス」なども含む。  

何が言いたいかと言いますと、先日観戦したRIZINのメインの試合での

「朝倉未来 × クレベル・コイケ」戦のように、

【身体的要素】がまさに寝技(柔術)に適した状態(※手足が長い)で、且つ【環境的要素】でもハングリー精神が高いなどの条件がそろっている人は正直、 「強い」と感じました。

僕的には色んな意味で朝倉未来選手の勝利を期待してましたが、

昨日の対戦を観ていて 上記のような「全体的な数値」がクレベル選手の方が高い(強い)なぁ。。。と痛感しました。

トップアスリートの試合では単純に

「トレーニングをめっちゃ頑張ったから強い」
「トレーニングをしっかりとやっているからパフォーマンスが高くなる」
という風には言えません。

同じような「専門的なトレーニング」をやっていても、それ以外の部分の 【個体差】(身体的要素や環境的要素)の違いによって導き出される数値(結果)も違ってきます。

強く、そして成功するために

ではアスリートがより強くなるため、一般の方の目的の達成、改善を成功させるためにはどうすればいいのか?

というのを、僕なりに考えてみますと、  

【環境的要素】と【成長要素】の変数をいじっていく必要があるのかなぁーと思います。

まずは【環境的要素】ですが、

アスリートの方はやっぱり、トレーニング、練習の環境を良くして様々な経験をすることに尽きると思います。

現状の自分のレベルに合わせて、「チャレンジできる環境をつくる」ことが大切だと。

一般の方も同様に「環境づくり」から始めていき、トレーニングによって起こる様々な反応、「辛いこと」も「痛いこと」も「苦しいこと」も乗り越えていくような経験をすることが 「トレーニングを継続できる」心構えを身につけることになります。  

そして【成長要素】(トレーニング)に関しては、

まず「自分のカラダのこと(人間のカラダのこと)を知る」 というところが大事になると思います。

自分の身体的特徴を理解することは【選択要素】(※一般の方は目的の選択)にも良い影響を与えますので、カラダの知識を身につけて、 自分にとって必要なトレーニングを選んでいけると効率もよくなってきます。

  この2つの要素の変数が変わり、全体の数値が上がれば「強く、そして成功する」可能性はあります。

また、たとえ全体の数値の合計で負けていたとしても、あまり差が無ければ、スポーツの世界では戦術などによって、 相手側の数値を下げることもできたりと、勝てる要素は増えてきます。

どのような自分なのかを知ること

一体何を言っているのかわからないかもしれませんんが、笑

要は 「誰が」【身体的要素】と【環境的要素】「何の改善にために」【選択要素】(競技や目的)と「何をしているのか」【成長要素】(トレーニングの種類) ということに対する結果は、

「人によって変わる」ということ。【個体差】

ただ変えることのできない要素【身体的要素】以外の変数をいじって、それがうまくかみ合った時に、※成長過程の子供は身体的要素も変えられる。

自ずと「良い変化」が起こると思います。

そのために一番大切なこととは、 「自分って一体どんな人間なのか?」 というのを把握しておくことが大切だと思います。 (どのような経験をして育ってきたか?今までで頑張ったことは?、大切にしていることは?、これだけは負けないということは?などなど)  

先日の朝倉未来選手の敗戦を観て、

「頑張っても報われない事実」や「奇跡は起こらないこと」
そして 「根性だけでは勝てないこと」 をあらためて確認できました。

根性が必要ない訳ではありませんし、頑張る必要がない訳でもない。

自分にとって必要な【各要素】をつくりあげていく過程(プロセス)で裏付けられた自信が、 自らの動きを変え、気持ちを落ち着かせ、身体のコントロールを良くすることが出来るのだと。  

【編集後記】

強くて勝利をしたアスリート【勝者】が当たり前にカッコいいが、

負けてしまった【敗者】でも、その背景が見える人はカッコいい。

勝負の世界は勝ち負けだけではない部分もあるのがいい。

トレーニングも勝てなければ(成功しなければ)意味がない。

ということはないと思いますね。 トレーニングの効果は計れないものです。  

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