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あるものを使う

石川県金沢市初の「ファンクショナルトレーニング専門店」パーソナルトレーニングスペースリークスの岡田です!

トレーニングの目的としてよく言われるのは、
「筋肉を付けたい!」という目的が多いですが、

「筋肉を付ける」=「筋肉量を増やす」という事であれば、
実際に多くの方が実践している筋力トレーニングでは、

なかなか筋肉量が増えるまでには至っていない可能性があります。

負荷と時間と栄養と

「筋肉量を増やす」ためには、それなりの負荷と時間と栄養などが必要になります。

一般的には8回~12回くらいで「キツイ」となるような重りで数セット行うトレーニングを週3回くらいのペースで、

そしてトレーニング後には疲労した筋肉にしっかりと栄養を与えて上げる必要がありますので、炭水化物とタンパク質をしっかりと摂る必要があります。
(トレーニングでは軽い重りでも回数を増やし、限界まで追い込めれば効果があります。)

そうなった時、どれくらいの人がしっかりと
「適切な負荷で適切な頻度で適切な栄養補給」が出来ているでしょうか?

多分、殆どいないのではないかと思います。

でも良くなっているのはなぜ?

もちろん、長い目で見れば、少しずつ「筋肉量も増えている」方もおられると思いますし、
今まで全くトレーニングをしてこなかった方が、トレーニングをはじめると初期の段階では筋肉量は増えやすいので、実際に増えている方もいると思います。

ただ「そう簡単には増えない」のが筋肉量なのです。

「でも、トレーニングを始めてから身体が楽になってきたし、力も出るようになったけど…」
という方は多いと思います。

そして「体組成計では筋肉量が増えたっていう結果が出ている」
という方も多いかと思います。(体重が増えていれば可能性はあります。)

しかし、多くの方の場合「筋肉量は増えていないが、力が出るようになる」し、
「筋肉量は増えていないが、体組成計の筋量は増えた結果になる」のです。

結果、何が起こっているかと言えば、

『神経系の発達』が起こっています。

神経系を鍛えることが大事

力が出るようになる、身体が楽に動かせるようになるのは、
「筋肉使用量が増えた」結果ですし、

体組成計で筋量が増えたのは、
「筋肉使用量が増えた結果、体水分量が移動した」結果なのです。

ですので、多くの方が筋力トレーニングによって受けている恩恵とは
「眠っていた筋肉が少し目覚めた」結果になります。

「な~んだ、増えていないのか…」
と落胆する必要はなく、この「筋肉使用量が増える」ことはとっても大切な効果の一つなんです。

しかし筋力トレーニングでも、フォームや頻度、そして最低限の負荷がうまくいっていなければ、
これすらあまり起こりません。

逆に短期間でもしっかりと決められた設定で行えば、
神経系の発達はもちろん、その後に訪れる「筋肉量の増量」も可能です。

ただ、自分一人でしっかりと筋力トレーニングと栄養管理ができる人は殆どいません。
(ボディビルディングや、ボディメイキングで結果を出している方くらいかと)

だとすれば、多くの皆様が実施するトレーニングでは、
しっかりと「神経系の発達」は出しておきたいのです。

動かし方が重要

このトレーニングの初期の反応でもある「神経系の発達」も
普段全く運動をしていなかった方が運動を始めれば、高い確率でその恩恵を受けることが出来ますが、

実際に身体にとって必要な場所にこの「神経系の発達」をしっかりと起こせているかどうかはまた別問題です。

「疲れにく身体や動きやすい身体」を手にいれるためには、筋肉量は必要ですが、
『筋肉をバランスよく使用できている』必要があります。

ですので、普段から使い過ぎている筋肉ばかりを追い込んでトレーニングしていっても、
一時的には強くなるので、前よりは耐えれるようになるかもしれませんが、

いずれ疲労し、また弱いと感じる事もありますし、痛みとして感じることもあります。

という訳で、自分の身体の中で

「うまく使えていない筋肉はどこか?」
「眠っている筋肉はどこか?」

をまず確認し、そこに狙いをつけてトレーニングしていく必要があります。

そのためには『動かし方』が重要になってきます。

多くの方に伝えたいトレーニング

長々と書いてきましたが、私が伝えたい事とは

「今自分の身体にある筋肉で、使えていない筋肉を今後使っていけるようにしていくトレーニング」

を実施して欲しい。という事です。

運動が健康に良いのは疑う余地はありませんが、
「どんなトレーニングが必要なのか?」に関して言わせて頂くなら、

『神経系の書き換え、学習のためのトレーニングが多くの方にとって必要』と言いたいのです。

自分の身体がうまく動かせるようになってきたら、いわゆる筋力トレーニングもうまくいきます。

筋力トレーイングがうまくいかない状態のまま、筋力トレーニングをスタートして、
うまくいかずやめていく…

そうなる前にやっておくべきトレーニングがあります。