こんにちは!トレーナーの岡田です。
皆さんはトレーニングの効果が半永久的なものだと思っていますか?
長い人生の中のほんの数ヶ月間だけ必死に頑張ったトレーニングで
「よしっ!この3ヵ月間必死にトレーニングを頑張ったし、あとはダラダラ生きても問題なし!」
ってことには…………………どうでしょうか??
多くの方は「そんな風には思わない。思わないけど、トレーニングしないとヤバそうだし、だけどトレーニングを長期間続けれる自信もないし、イヤだし…」
と感じていませんか?
これについての僕の解答はこうです。
『ある程度のレベルで一生(動けるならレベルを変えながらずっと)やった方が良いものと、ある程度長期に渡ってじっくりと身につけておけば、後々楽になるものがあるので、そこを理解して運動とトレーニングという観点で実施できるといい』
と思っています。
相変わらず意味がわかりにくいかと思いますので、解説します。笑
可逆的なもの
トレーニングの効果では「可逆的なもの」が多いと言われています。
2年前に4時間近くで走れたフルマラソンも、殆ど走っていない今では4時間どころか完走も怪しい状態になっている私の走力のように(悲しい…)
走るという有酸素的なトレーニングをしなくなると、元の状態に戻る。
このような反応のことを指します。
持久力などの全身持久力や間欠性の持久力、筋持久力などはとても「可逆的なもの」と言えます。
他にも反射神経などの反応スピードなども訓練によって速くなりますが、何もしないと神経系の反応スピードは遅くなってきます。
このような神経系の働きの多くは「可逆的なもの」が多くなっています。
ゆえに可逆的要素の強いものは「一生やりましょう」ってことが言えます。(もちろんレベルを調整しながら)
非可逆的なもの
ではその反対で「非可逆的なもの」はあるのか?というところですが、
まず言えるのは「経験」です。
経験によって身についたものは無くなりません。
経験によって身につくものは様々ありますが、ここで言うのは、
「カラダの経験(記憶)」になります。
わかりやすい例で言いますと、
子供のころに練習して乗れるようになった自転車は、大人になってしばらく乗らなくなったとしても、全く乗れなくなるようなことはおこらない。
というように、一度身についた「自転車を乗りこなす」という身体感覚は乗れなかったころの感覚には戻らないでしょう。
このような「身体感覚」(特に特異的な動作)はカラダの機能が問題ない限り、
「非可逆的なもの」と言えます。
そして、もう一つ意外にもって感じかもしれませんが、
「筋肉」もある意味「非可逆的なもの」と言えます。
筋肥大のように一度太くなった筋肉というのは、細かった頃の筋肉よりも細胞数が増えることによる筋肉増量になりますので、
一度増えた細胞数はトレーニングをやめたとしても減ることはないと言われています。
(細胞が萎縮することで細くなる)
ですので、過去に筋肉ムキムキだった人がトレーニングをやめてしばらくたって、ムキムキではなくなったとしても、
またトレーニングを再開すれば、比較的早い段階でトレーニング効果が出やすいとなります。
このような「非可逆的なもの」は一定期間頑張ってトレーニングを経験出来れば、ある意味一生ものです。
ただし、より難易度の高いもの、繊細で難しいもの、そして習得、変化に時間がかかるもの程こそ、
より「非可逆的である」と言えますので、
長期間に渡ってじっくりと取り組んでいく方が良いのが、このようなトレーニングになります。
可逆的なものと非可逆的なもの
如何でしょうか。どのようなトレーニングをどのような形で取り組むのが良いのか?
僕的には、一般の方にとっていいのは、
有酸素系の運動、例えばウォーキングやジョギングなどは日々の習慣になるように取り組み、
週1回程度でもいいので、何かスポーツに汗を流すことで反応、反射に刺激を入れ、
姿勢改善や痛みの予防などの動きの改善、そして筋肉量などを増やそうとする筋トレなんかは、
トレーナーの指導を受けながら週1回程度、じっくりと鍛え、習得していく。
このような生活のパターンが出来れば最良ではないでしょうか。
可逆的なものは自分で且つ高頻度に、
そして非可逆的なものはトレーニング施設などで専門的にある一定期間習う。
これがBESTかなーと僕は思います。
ちなみに「動きの改善」はなかなか一筋縄ではいかないものも多いですが、
一生をかけて取り組む価値はあると思いますよ。
だって今の生活環境では、必ずどこかが悪くなる要素が増えてますからね。
最終的にはこのような非可逆的なトレーニングも自分で出来るようになるのが一番BESTです。
【編集後記】
最近は感染者?陽性者?の数が激減してますが、
なぜなのかよくわかりません。
メディアでは「ワクチンのお陰だ」的なことを言いますが、
そもそも「ワクチンの感染予防の効果は不明」なはず。
よって「ワクチンパスポート」ならぬものに僕は反対です。
だって感染予防にならないのに「それがあれば大丈夫」ってのは
そもそも「意味ある?」って思います。
重症化を防ぐという意味では効果が期待されているので、
重症化のリスクを懸念する方は打てばいいし、
重症化のリスクがほぼない人達(高齢者、基礎疾患がある人以外)は
正直打つ必要性はないと思うのは真っ当ではないでしょうか?
ちょっとタブーに触れてみた。笑
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