こんにちは!トレーナーの岡田です。
9月に入りました。気持ち涼しくなったような感じがします。
という訳で、そろそろ外でランニング&ウォーキングが出来そうです。
我々人間は『歩くこと』「走ること』=『動くこと』がとても大切です。
その為にトレーニングはあるべきです。
人間にとって一番大切なトレーニングは「有酸素運動」だと僕は思っています。
なぜなら「体力」がないとそもそも色んな事がうまくいかないから。
一般的な「筋トレ」は非合理的
そして、動き続けると見えてくる問題があります。
それは「正しい動き」です。
長く、持続的にカラダを動かしていきたい場合、消耗される人体のパーツを長持ちさせる必要があります。
一般的にはよく、『筋肉をつけて関節を守る』的なことを言って筋トレを推奨しています。
もちろんそれは正解ではありますが、あくまでも「補助的」であると僕は思います。
また「筋肉を付ける筋トレ」が過剰になり「筋肥大」こそが一番となりがちです。
なぜなら、見た目的にわかりやすいから。
筋肉の太さ(断面積)と力発揮は比例しますので、力をつけるには肥大させるというのはそうなんですが、
「すでにあるものがうまく使えていない」のに、「すでにあるものを大きくさせても、それがうまく使えるようになる」とは限りません。
大きくする作業(トレーニング)が使い方の教育を兼ねている場合は「大きくなりながら使い方もうまくなる」ことは考えられますが、
筋肉を大きくすることを一番に考えた場合、大体のトレーニングは「非機能的」「非合理的」になります。
短期間で筋肉の肥大を狙わずに、地道に負荷をコントロールしてじわじわと肥大させていきながら「機能的に」「合理的に」トレーニングを勧めていくことが望ましいですが、
年齢が進むと、筋量は低下していき、筋出力も低下していくのが人間の老化現象でもあります。
悠長に構えていても、筋肉の低下に対して逆行して成長させることはかなり困難ですし、高負荷、高頻度のトレーニングはカラダにとって大きな負担にもなりかねません。
「じゃあ、どんなトレーニングをすりゃーいいのよ!」
ってなことになります。
カラダの内側に意識を向けたトレーニング
「どんなトレーニングがいいのか?」
これは前回のシリーズ①でも言っていた
『本体にアクセスするトレーニング』です。
わかりやすく言いますと、
『カラダの内側に意識を向けたトレーニング』です。
人間のカラダは意識して動かせる部分と無意識で動いている部分とがあります。
ただ人間が動いている際には、意識して動かせる随意的なこともほぼ無意識で(不随意で)動かされています。
我々人間は自分の置かれた環境に合わせて、自動的に制御されながら動いています。
わかりやすく言いますと、
「癖」や「パターン」によって「姿勢」や「動き」が決まってきます。
良いパターンならいいのですが、悪いパターンや癖がついてしまった場合は、そのパターンや癖を変えなければいけません。
長時間座りっぱなし。スマホをずっと見てしまう。パソコン作業が多い。
など現代人の生活パターンはある程度決まってきます。
上記のような生活習慣によって、
「腹部」「臀部」「ハムストリングス」そして「胸郭」の動きや機能が悪くなってきます。
そして「腰痛」や「股関節痛」「膝痛」、「肩こり」「五十肩」「ストレートネック」etc…
様々な機能障害が起こります。
そのような悪習慣が身についたパターンや癖のまま、筋トレを行ってもうまくいきません。
(うまくいっていると思っているかもしれませんが)
ましてや「フォームが簡単だから」といってマシーンに座って筋トレをするなど意味がありません。(ゼロとは言わないが…)
ですので、まずは自分のカラダがどうなっていて、どこがうまくいかないのかなどを理解し、意識しながらトレーニングを始める必要があります。
特に表に見えないようなパーツ、目に見えないもの(関節やその周辺の筋肉や筋膜や神経、そしてさまざまな感覚)をイメージしながら行う
「内側に意識を向けたトレーニング」
が大事です。
「内側に意識」と言ってもあまり難しく考える必要はなく、
まずは関節の動きをゆっくり丁寧に動かすことや骨格を意識すること、ストレッチ感がや筋の収縮感などを意識したり、
足裏の重心感覚などを意識するなどで構いません。
我々人間はすごい能力を持っています。
例えば、車に乗っていて自分の車の車幅なんかは詳細に見えなくても、車をぶつけずに運転できたり、
危険を察知したり、予測したり、何となく色んな事が感じれたり、わかったり(笑)と、
言葉には表しにくいけど様々な能力を持っています。いや「昔は持っていたかも…」(笑)
カラダの内側に意識を向けてカラダを動かしていると、
本来兼ね備えてある人間の能力を少しずつでも取り戻すことができると思います。
まぁ簡単ではないと思いますが。
こんな人間である以上、
「ただただ筋肉を鍛えて、ムキムキになったとか、ダイエットできたとか、だけのために(言ってしまえば”表面的な部分”だけのために)
トレーニングを納めてしまっている現状を僕は残念に思っています。」
これが多くの方に伝えたいこと(なのかな?笑)です。
相変わらずまとまりは無いが。。。
【編集後記】
中2の陸上部の息子の試合をよく観に行きます。
頑張っているけど、なかなか結果に繋がらない。
(記録は少しずつ上がっているけど)
色んなアドバイスをするけど、うまく実行できていない様子。
多分本人は「わかっている」し「やっている」と思っている。
でもこれは大人も一緒で、
「知っている」と「やっている」「できている」は違う。
なかなか難しい問題ですね。
まぁ、「口うるさい親父」になり過ぎないように僕にはブレーキが必要ですが。笑
いやもう遅いか。。。(反省)
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