「膝痛予防・改善のためのトレーニング」の一部をご紹介します!
膝痛と言っても様々な症状があるため、これだけやっていれば大丈夫!
というエクササイズはありませんが、
『膝痛』の原因となる、膝関節の間違った使い方の改善には大きく貢献して
くれるであろうエクササイズになります。
それは、『クラムシェル』です。
文字通り、脚を貝殻のようにして、パカパカと動かします。
※実際はじっくりやってください(^^;)
やり方は、
横向きに寝て、背中を床に対して垂直になるようにします。
背中のライン上に、踵が位置するように
軽く膝と股関節を曲げます。
足の内側(土踏まず側)同士をくっつけたまま、
膝を開きます。この時カラダが天井を向かないようにして
股関節のみを動かすようにします。
開けるところまでできたら、ゆっくり膝を閉じます。
この繰り返しになります。
これを片側20~30回くらいを2~3セット実施します。
※できれば(^^;)
全然余裕だ!という方は膝にチューブなどを巻くと
かなり負荷があがります(・_・;
このトレーニングはお尻と股関節の中(深層外旋六筋)、お尻の横側(中臀筋)を鍛えるトレーニングになります。
「膝痛予防・改善なのにお尻のトレーニング??」
って、思いますよね。
一般的には「膝痛」には
『ももの前の筋肉を鍛える』
というのが定説ですが、(もちろん間違いではないと思います)
「膝痛」の原因を考えると、
歩行時などで膝を曲げるときに、ニーイン(膝が内側に入る)したり、
ニーアウト(膝が外側に入る)したりすることで、
ニーイン⇒所謂Ⅹ脚のようなストレス⇒外側半月板、内側側副靭帯など
ニーアウト⇒所謂O脚のようなストレス⇒内側半月板、外側側副靭帯など
のストレスが増し、変形性膝関節症なども引き起こしやすいと予測されます。
つまり、股関節周りの筋肉、特に片足立ちの際に上体のバランスを保つ
脚の付け根の筋肉
でもある
『大臀筋』、『中臀筋』
の機能低下による、お尻を横に振るような歩行やそれに伴う
ニーイントゥーアウトのような使い方が、
大きな原因ではないかと思われます。
お尻を中心とした筋肉群がうまく機能していないと、
以前『美尻のためのトレーニング』 でも軽くふれたように、
膝を曲げる姿勢をとってしまうため、もも前の使い過ぎが発生し、
もも前が力尽きるor緊張しガチガ
チになるなどの症状を招きます。
それで、もも前に
「おまえ、もっと強くなれ!」と言って鍛えたり、
「もっと、リラックスしろよ~」とストレッチをいれたりしても、
また強制的に「頑張らされたり」「緊張させられたり」しますので、
結果、根本的な改善にはなってないことが多いと感じます。
注:もちろんもも前君のトレーニング&ストレッチは大切です!
カラダを効率よく、いや本来そうすべきという使い方に導くために
トレーニングをすることも大事ですよ~
長くなりましたが(^^; 膝痛でお悩みの方、
是非、お尻のトレーニングである
『クラムシェル』
やってみてください!!(^o^)/