トレーニングの種目として多くの方にご案内しており、且つ
お家でもやって欲しいエクササイズとして多くの方にお伝えしている種目があります。
”ながら”でOK
その種目は、
「TVを見ながらでOK!」な種目です。
しかも、多くの方にとってとても有効なエクササイズであると感じております。
その種目とは、
「クラムシェル」 (シェルエクササイズとも)です。
その名の通り、貝殻が口を開いたり閉じたりするエクササイズです。
お尻を鍛える
なぜこの「クラムシェル」が多くの方にとって良いエクササイズなのか?
その理由は、
①片脚時の骨盤安定筋として重要なお尻の横の筋肉(中臀筋)を鍛えれれる。
②体は横面上での動き(前額面という)をコントロールするために必要な強度が不足している。
③簡単にできる。(横に寝た状態で気軽にできる)
という面からです。
①,②は関連していますが、我々の生活やトレーニングシーンでは、
「縦方向、前後方向の動き(矢状面という)」が中心です。
この状況が『身体の機能不全の多くのパターン』に影響しています。
エクササイズのパターン
このエクササイズでは、お尻の筋肉群(中臀筋、大臀筋)と股関節の深層筋(深層外旋六筋)のトレーニングができますが、
股関節の曲げる角度の調節によって、特に効かせる部位をコントロールできます。
①股関節を30°~60°くらい曲げた状態で実施。
(股関節30°~60°屈曲位での股関節外旋動作)
=お尻(大臀筋)と股関節深層筋(深層外旋六筋)が優位。
②股関節をほぼ曲げずに実施。
(股関節0°屈曲位またはニュートラル位での股関節外旋)
=お尻の横(中臀筋)が優位。
となります。
※チューブが無くてもOK。動作の注意点として骨盤が動かないように実施。
②番目の方が動かしにくく、辛い感じのエクササイズになりますが、
通常の①番目のポジションで実施の際に、股関節前面の付け根が緊張してしまう方は、②番目の方で実施してみて下さい。
という訳で、動きのパターン、姿勢のパターンを変えていく為に日常的に実施して欲しいエクササイズとして”ながらでできるトレーニング”
「クラムシェル」
是非やってみて下さい!