こんにちは!トレーナーの岡田です。
リークスではいわゆる『筋トレ』(マシンを使った筋力トレーニング)は行っておらず、
自体重や各種重り(砂袋や重りの筒やケトルベル、ダンベル、チューブなど)を使用したトレーニングが中心です。
ご察しの通り、筋肉をムキムキにするようなトレーニングはご案内しておりません。
という訳で1月の読書感想文シリーズはこちら↓
『脱・筋トレ思考』~「見た目の強さ」より「コツ・カン」の働く心身を~です。
筋トレはいらないのか?
元ラグビー日本代表でも活躍された平尾剛さんという方が書いた本なのですが、
僕の前職の元上司の方から「この本おもしろいから読んでみてー」とご連絡頂き、今月はこちらの本にしました!
簡単に内容を説明しますと、
元アスリートの視点から、筋トレをすると筋肉が付き、カラダが大きくなり、パワーも出るので、スポーツをやっている人間としてはプラスに働くこともあるが、
身体の感覚は養われず、むしろマイナスに働くように感じるため、「筋トレ思考」(=筋トレさえしていれば強くなる)という考えは危険。もっと明確ではない感覚的なトレーニング思考が大事。筋トレよりも身体感覚を高めるトレーニングの方がパフォーマンスは上がる。
といった感じです。
僕的には『概ね賛成』同意見です。
ただし、このような議論はトレーニング界では昔から言われ続けており、
『筋トレ』vs『ファンクショナルトレーニング』(機能的なトレーニング)
みたいな不毛な争いが今でもあります。
分かりやすく且つ引き付けるためには『敵』を作ってそれに対する意見を述べる方が受けがいいというのもあるので、
極端な表現をしたりしますが、
それぞれのメリット、デメリットがあり、それをどう選択し、マイナス要素を少なくしていくにはどうするのか?というのが
トレーニングシーンでは必要になりますので、単に
『筋トレは必要ない』『筋トレは意味がない』
とは言えません。※この本でもそのような極論は言ってませんが。
『筋トレ』=ダイエット!
『筋トレ』=スタイルアップ!
『筋トレ』=ムキムキになってカッコいい!
『筋トレ』で筋肉を付けることで全て解決!
ってのは違うよ。ってな話ですね。
筋トレはわかりやすい
このような問題は先程も述べたように、トレーニング界ではよくある話なので、トレーニング指導をしているトレーニング指導者は「必要に応じてご案内」というスタンスの方が多いかと思いますが、
実際にトレーニングを受けて頂く側の多くの方が、
「筋トレ思考」の方が多いのではないかと思います。
それは、『筋肉が減る』ことで発生すると思われている問題、
①スタイル問題 ②痛み問題 ③姿勢不良問題 ④疲れやすい問題 ⑤太りやすい問題(痩せにくい問題)
などがあるからではないでしょうか。
このような見解から、ジムに行って一生懸命筋トレマシンで筋トレに励んでいると思います。
そしてもう一つ言えることは、この本でも指摘していますが、
『筋トレは明確でわかりやすいから好まれる』という点。
筋肉に負荷を掛けて、10回×3SETやれば筋肉がパンパンになって
「お~!今日も頑張った!」ってなりますので、非常にわかりやすい。
また、頑張って腕を伸ばせばその隣では重りが「グ~ン」って挙がっていく…というわかりやすさ。
目に見えてわかる「やった感」「達成感」
このようなことから
「筋トレさえやっていれば……」という思考になる人が多いのではと思います。
ただ、これは過去の僕も含め、トレーニングをご案内している側が
”過剰に謳っていた”という背景があるからでしょうね。。。反省です。
多くの方に必要なトレーニング要素とは?
今までのことを踏まえて、
「一般の皆様にとって必要なトレーニング要素とは?」
僕の個人的な見解ではありますが、
『ムキムキな筋肉は普通の生活をする上では必要ない。そして痛みを回避、改善するためには筋肉量よりも”カラダの使い方”の方が大事な人が多く、これについては「姿勢の問題」「疲れやすい問題」「太りやすい問題(痩せにくい問題)」も同様で、
”動きを良くするために必要なカラダの使い方”を習得するために神経系のコントロール要素の鍛錬が必要』
と考えています。
この本「脱・筋トレ思考」の言葉を借りるとするならば、
『感覚世界』のトレーニングがもっと必要だと思っています。
という訳でこの本、是非読んでみてください(笑)詳しく説明してありますので。※感覚を伝える(言語化する)のが難しい。。。
日々感じる「カラダの使い方をうまく伝えるにはどうすればいいか…」という問題。
それをこの本の著者はうまく”言語化”しているなぁと感心しました。
僕たちトレーナーが使っている表現とは違うけど、同じようなことを言っているなぁ~と感じる言葉が沢山ありました。
僕もパクッて使いたいと思ってます(笑)
『このからだ』
最後にこの本の著者の方が使っていた表現として
『このからだ』という言葉を使っていましたが、
我々の「このからだ」は素晴らしい”身体知”をもっており、※身体知=言語化、数値化できない身体の作動の総称
この身体知をうまく使っていくことで、「しなやかなからだ」を取り戻すことができると。
ここで言う「しなやか」とは、わかりやすいことばかり追い求めるのではなく、わかりにくさを受け入れつつ、
手を付けられるところからじっくり、ゆっくりと解していく。そんな思考習慣を身につけることが大切であると。
『このからだ』
いいですね!
【編集後記】
日常生活では子供たちの影響をモロに受けています。
『鬼滅の刃』
素晴らしい身体知を持った主人公達…
激ハマりです(笑)
改めてじっくり観たいと思ってます。
マンガも最高!
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