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#507 トレーニングに必要な思考とは?

こんにちは!トレーナーの岡田です。

最近、知り合いのヨガトレーナーの方とやり取りをする中で話題となったテーマについて今回は書きたいと思います。

動けるカラダづくりのトレーニングをご案内するようになってから、
「なぜ?」「なんで?」という悩みがよくあります。

それは、

「言われたとおりに、見たとおりに、習ったとおりに実践しても、なかなかうまくいかない人が多い」

という悩みです。

僕らが、その道のマスターと言われるトレーナーから色んな知識や情報、テクニックを習い、
研修やワークショップを受け、頭と体で理解してきた(つもりかもしれませんが)にも関わらず、

自分のお客様に対しては、

『自分が感じたように、自分が実感したように、そのトレーニングの効果を味わっていただけないことも多々あります』

長嶋茂雄タイプか、鈴木イチロータイプか

皆さんご存じの『長嶋茂雄』さんは、

『(ボールが)ビューっときたらバシッと打て!』

みたいなオノマトペを使って、動きを伝える”感覚的な人”と言えます。

逆に、『イチロー』さんは、自身のバッティングを解説する時に、

『ピッチャーに対して、グリップが一番最後に見えるようなスウィングをする』的なことを言っていたのを覚えています。(誰かとのインタビューで)

これは、カラダの使い方で言うところの”キネティックリンクシステム”(運動連鎖を意識した動き)ではないかと思われます。

というように、イチローは理論的に動きを分析するような表現を好む”論理的な人”と言えます。

トレーニングをご案内する僕たちトレーナーは『イチロータイプ』である方が良いと僕は思います。

なぜなら、『腰をキュッといれて…』とか『股関節にドンッと体重を乗せて~』みたいな
表現ばかりで伝えていても、うまく出来る人と出来ない人が現れると思うからです。

長嶋さんにバッティングを教えてもらって開花する選手も入れば、全く理解できない選手もいるように…

それよりは、多少難しい話になるかもしてませんが、解剖学的な側面から、しっかりと説明しながら動きや筋肉、そして関節などを動かしてもらえる方が、

頭で理解して、身体で表現できるようになると思いますので、あらゆる人への「再現性」が高められると思うからです。
※外的キューイングの方が、内的キューイングよりも動きとして伝わりやすいという風に言われていますが、どちらもバランスよく使う方が良いと僕は思います。ちなみに外的キューイングは上記で書いた表現よりももっと具体的な表現を使うのですが。
例『天井に指先が届くように伸ばして…』とか

『直観的思考』と『論理的思考』

ここで『長嶋タイプ』と『イチロータイプ』をさらに深堀してみると、

”感覚的な表現”が多い長嶋さんは
『直観力』が凄いタイプなのだと僕は思います。

この『直観』という言葉、『直感』とはちょっと意味合いが違い、

『直観』は”沢山経験することから身についた感覚”とも言えますので、
※ちなみに『直観』については過去のブログでも説明してます。こちら『直観』

沢山打席に立ってきて、たどり着いた『自分なりのバッティング』をカラダが理解した状態であると言えます。

バッティングに正しいフォームがあるかどうかはわかりませんが、身体の機能上、効率の良いフォーム、あらゆる状況に対応しやすいフォームというのを無意識レベルで身につけた

「直観的思考」に長けた、まさに『天才肌』タイプなのだと思います。

それとは逆に理論派のイチローは、

論理的に考え、繰り返しのプロセスから答えを導き出して、その再現率を高めていくことで、成績を上げていく、まさに『努力の天才』タイプだと僕は思っています。

ある意味、イチローと同じことを繰り返すことができるのなら、誰でも(プロレベルなら)イチローに近い成績を残せるのではないかと思います。(まぁ、誰もマネできないレベルで取り組んでいますが…)

イチローは「論理的思考」に長けた『努力(継続)の天才』タイプだと言えます。

トレーニングは「論理的思考」が大切

中盤にも書いたように、トレーナーには「論理的思考」が大事だと思っています。

それは、多くの方にトレーニング効果を再現してもらうためには、機能解剖学をベースとした筋肉へのストレス、そして神経系へのアプローチを繰り返す必要があるから。

自分にしかわからないような表現で伝えても、普段からカラダを動かしていない多くの方にとっては、全く理解のできないものになりかねません。

もちろん、専門用語を羅列するばかりでも、理解しにくくなりますので、同時に「伝える(言語化)能力」はとても大切になります。

この「論理的思考」は、もちろんトレーニングを実施する側にも必要です。

なぜなら、何事においても「理解している人の方が成功率が高い」と言えますので。

トレーニングを「論理的思考」で実施していき、再現性の高い動きや刺激を何年も何十年も繰り返し継続して刷り込んでいくことで、

「直観的思考」が身につくと僕は思っています。

そうなった時、ピラティスやヨガ、または様々なトレーニングの本質的なことが理解できるようになり、トレーニングの効果を余すことなく得られるようになると信じています。

この「論理的思考」で継続していくことで、鋭い「直観的思考」も身につけることができた成功者として、イチローが挙げられます。

僕にとってイチローとは、「努力の天才」であるがゆえに、天才的な「直観力」も身につけることができた、『真のトップアスリート』のひとりです。

「直観的思考」と「論理的思考」について。

今回のブログ、このテーマのブログを書こうと悩んでいたお知り合いのヨガトレーナーさんのネタ頂きました(笑)

トレーニング指導って、継続してくるとだんだんこんな話になってきますね汗

【編集後記】

最近、ようやくプライベートでのある問題が

一旦解決の方向へ向かい始めました。

長いようで短い人生…

やっぱり「楽しい」と思える時間を優先に生きよう!

と改めて思いましたね。(別に深刻な問題があった訳ではないですが笑)

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