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#496 痛みに対するトレーニング:肩のケース

こんにちは!トレーナーの岡田です。

「痛みに対するトレーニング」というシリーズを今回からアップしていこうと思います。

まだまだ経験不足ではありますが、お店にトレーニング来られているクライアントの方の症状に対するトレーニングで、実際にどのようなことをやっているのか?

というのを書いていきたいと思います。

というのも、様々なクライアントの様々な症状を目の当たりし、僕自身、

『無力感』を感じつつも、
「コレはよかった」「コレがいいのかも」「こうなのかもしれない」「やっぱりこうだった!」

みたいな気づきが多々あるのも事実だからです。

僕はトレーナーですので、決して【治療】とか【診断】という行為ができるわけではありませんが、日本の面倒くさい事情により、言葉を選ばなければいけませんので、

なかなか表現方法として頭を悩ますこともありますが、運動療法というトレーニングの内容を書いていこうと思います。

はじめに言っておきますが、

『コレが絶対的にいい!』とか
『この人の症状は○○だから』というような断定はできないので、
あくまでも仮説として、検証として書きます。

美容師の職業病

クライアントの方には様々な職業の方がいます。(症状が関係しているかな?という方以外は特に詳しい個人情報を聞いたりしません。僕の場合は。)

職種によって様々な【特性】があります。

今回は「美容師の方」の症例になりますが、
美容師の方の特徴としては、

①腕を結構使う仕事(特に一人で全部をこなす方はかなり使っている)
②立位時のバランスが不利な態勢になりやすい(覆いかぶさるような姿勢)

などがあるかと思います。

特に今回の症例の方は「お一人」でやられている方で、且つ忙しい方ですので、
①②ともに影響が結構出ている方になります。

特に「シャンプー動作」が結構特徴的なのではないかと思われますが、

この「両肘を広げての動作」(サイドレイズ状態)による影響で
肩、そして前腕部、手首などが痛みやすくなっていると考えられます。

美容師の方の「職業病」として【肩の障害】は考えられます。

三角筋の問題か?

今回の症例として書かせていただいているクライアントの方の症状ですが、
姿勢や脊柱の動き、胸や背中の筋肉の柔軟性、肩甲骨の可動性、ストレッチ感などを見た結果、

「三角筋のみの問題?」という風に感じてます。

それまでは「胸郭出口症候群」を疑ってみたりもしましたが、

チェックをしたわけでもありませんし、症状が出やすいポジションに関係なく痛むというのもありますし、「胸郭出口症候群」のチェック(もしくは3つの要因)自体が疑わしいところもありますので、はっきりとしたことはわかりませんが、

痛いところ、痛い動きなどを考慮した結果、

『三角筋(肩の筋肉)前部から中部線維にかけてのみの痛み』かな?
という判断になりました。

「シャンプーをする動作」を考えた時、単純に肩関節の外転運動というよりは、
肩関節(肩甲上腕関節)の外転+内旋動作の繰り返しによる負担のように思われます。

ストレッチとして

という訳で、日ごろのリセットのためのストレッチという観点から、
三角筋の前部から中部線維にかけてのストレッチとして僕が良いなと思うのはこちら↓

簡単に出来るストレッチ方法ということで、後ろに重り(ケトルベルが持ちやすい)
外旋位で握っておくだけです。

という訳で、ケトルベルを購入して頂くことになりました。
※ちなみに僕のおススメはこちら。お店でも使用しているものです。デザイン的に好きです。注:重さに関しては用途によります。

「痛みを改善する」ということは非常に難しい問題です。

どのような状況で痛みが発生して、現状どのようになっているのかは、
正直解剖してみないとわかりません。

ただ一つ言えることは、

エクササイズは有効な手段の一つになるかもということです。
※ここで言う”エクササイズ”とは筋肉の強化というよりはストレッチ的な、促通性の向上的なニュアンスです。

実際に他の方でも「肩の痛み」を訴えているクライアントもおられますが、
残念ながらなかなか改善できません。

今回のケースの方も「やっぱりこっちの方が良かった」という見解に変わっているかもしれません。

しかし、カラダにとって「運動やトレーニングを一切しない生活環境」が様々な原因の要因になっているということは否定できないと思っています。

もちろん、「トレーニングによってカラダを壊す(痛める)」ということも多々あります。

そういった意味でも

「トレーニング知識」「解剖学的知識」「運動学的知識」「バイオメカニクス的知識」「障害のメカニズム知識」など様々な知識が必要です。

最近では「少子高齢化問題」「医療費問題」「ボディメイクブーム」「筋トレブーム」などの背景からちょっとしたフィットネスブームであると感じますが、

実際にトレーニングをする本人も多少はそうですが、指導する我々トレーナーのさらなる専門性向上というのが絶対的に必要になってくると思います。

それを僕はとても痛感しています。現状の自分の実力に関して。。。

ということでこの『痛みに対するトレーニング』シリーズ、自分自身の見解の整理、そして検証を兼ねてスタートしていきたいと思います。

【編集後記】

新型コロナウィルスが石川県にも来ましたね。

時間の問題だとは思っていましたが、意外と早かったですね。

コロナウィルスもインフルエンザも感染予防することも大事ですが、

ウィルスに負けない抵抗力、体力向上というのを日頃から意識しておくことの方が
大切ではないかと僕は思います。

うつる時はうつる、かかる時はかかる。完全には防ぎようがないものです。

人生にとって一番大切なことは「健康」であるとつくづく感じます。

やっぱり日頃からの「トレーニング」ですな。(ポジショントークです笑)

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