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タイプ別 股関節3Dトレーニング②

石川県金沢市初の「ファンクショナルトレーニング専門店」パーソナルトレーニングスペースリークスの岡田です!

『タイプ別 股関節3Dトレーニング』の②です。

球関節で多軸関節である股関節。

股関節は他の関節と比べて「可動性」と「安定性」のどちらも、状況によって必要とされる非常に重要な関節の一つです。

体幹部+頭部+上肢(+片脚時は片方の脚)という身体の体重の多くを支える
下肢3関節の一つで(足関節、膝関節、股関節)あり、且つ
メインの重りのすぐ下にある関節であるため、

この股関節にうまく体重(重心)を感じてコントロールすることができれば、
身体を楽にコントロールすることに繋がり、その結果

あらゆる動作で高いパフォーマンスを発揮できるようになります。
※これが全てではありませんが、関連性を考えると全てにおいて非常に重要な要素

股関節伸展動作に対するトレーニング

「タイプ別 股関節3Dトレーニング」の②では

”股関節伸展”(立ち上がり)動作向上のためのトレーニングパターンです。

前回の①「股関節屈曲のための動作」の時とは目的が違って、
股関節伸展(後ろに脚を伸ばす動き)に係る”お尻”の筋肉群に対するトレーニングになります。
※①は股関節の動きを出すための「関節の使い方のパターン」を教育するトレーニングでしたが、②は股関節伸展のために必要な「筋肉の使い方のパターン」を教育するトレーニング。

ファンクショナルトレーニングの『5つのルール』の中にもあります。

「ローディング&アンローディング」(力の吸収と発揮)を意識したトレーニングです。

人間の身体の筋肉の使われ方として重要な要素とは、

『減速、ブレーキ』です。

身体が行きたくない方向に行かないように、関節周りを安定させ、
各筋肉が「ブレーキング」をうまくコントロールしながらバランスを保ち、スムーズな動作をつくっています。

筋肉をゴムのようにイメージしてもらうとわかり易いかと思いますが、
ゴムが外力により伸張された時、そこに”弾性エネルギー”が発生します。

その弾性エネルギーが放たれた時、爆発的なパワーが発揮できます。

体幹、重心のコントロールがカギ

股関節のトレーニングとして非常に効果的であると思っています、
『ランジ』のトレーニングを今回はご紹介します!良いパターンと悪いパターンを載せています。

悪いパターンでも見て頂けたように、体幹の安定性が弱いと股関節伸展筋群にうまくローディンがかけれないため、

臀部の筋肉をうまく使う事ができません。

2つ目のパターンの「シングルレッグ」(スプリットスクワットとも)の方が重心のコントロールとして股関節に乗せやすいですが、

腰部の反応が強い(早い)方は最初の「バックステップランジ」の方が良いという場合も考えられます。

この『ランジ』トレーニングを取り入れる際に、

前回でもご紹介しました「3つのアプローチ方法」で言うところの①のパターンが考えれれる方でしたら、いきなりの導入でもキューイング次第では徐々に強化されていくと思いますが、
「3つのアプローチ方法①」  「3つのアプローチ方法②」  「3つのアプローチ方法③」

すべての面を考慮して、導入する前に、分習法としてまず単体で臀部のトレーニング&ストレッチを実施してから実施する方が良い場合もあります。

という訳で

『タイプ別 股関節3Dトレーニング②』

今回は股関節伸展動作向上のためのトレーニングでした!