こんにちは!トレーナーの岡田です。
「動けるカラダづくり」を専門とするリークスでよくやるトレーニングがあります。
それは「自体重トレーニング」(自分の体重を負荷として扱うトレーニング)です。
まずは自分のカラダを楽に扱えるようになることが大切です。
もちろん筋肉量を増やすことでも、カラダは動きやすくなりますが、
筋肉量を増やすということは体重を増やすことになりますし、そう簡単には筋肉だけで増量という訳にはいきません。
絶対筋力と相対筋力
日常生活を楽にしいていくにも、アスリートのスポーツパフォーマンスを向上させるにも
「筋力」の向上はかかせません。
そして、筋力には「絶対筋力」と「相対筋力」という2種類の筋力があります。
まずは「絶対筋力」についてですが、簡単に説明しますと、
どれくらいの重り(バーベルなどで)が挙げれるか、という最大挙上重量の値になります。
それに対し「相対筋力」とは、自分の体重に対してどれくらいの重りを挙げれるか、という最大挙上重量÷体重の値になります。
「絶対筋力」の高い人はどんな人か?わかりやすいところで言えば、
『お相撲さん』です。筋力は筋断面積に比例します。ぶっとい腕の方が、ほっそい腕よりも「筋力」があります。
で、冒頭にも書きましたように「筋肉量増量」=「体重増」=「筋断面積拡大」=「筋力向上」になりますので、
「絶対筋力」を向上させたい場合は、同時に「体重増」も必要になってくるということです。
では、「相対筋力」の高い状態とはどんな感じか?こちらもわかりやすく言えば、
『懸垂がスイスイ出来る』とか『ジャンプ力が凄い』とかというイメージです。
スピードやパワーの発揮に優れているという感じです。
この2種類の「筋力」、日常生活を楽にしたり、スポーツのパフォーマンスを向上させたい時、
どっちの筋力を向上する方が良いと思いますか?
相対筋力を向上させるトレーニングとして
「絶対筋力」を向上させるトレーニングと言えば、
『ウェイトトレーニング』です。というか『筋肥大』が出来るトレーニング方法です。
では「相対筋力」を向上させるトレーニングとは?
自分の体重を楽に移動できるようになるためのトレーニング方法が良いと思われますので、
スピード、パワー向上系のトレーニングになります。
ただ、このスピード、パワー向上をするうえで必要な要素の中に、
「バランス」「柔軟性」「可動性」「安定性」といったような神経筋のコントロールであったり、
「最大筋力」「アジリティ」「クイックネス」といった神経筋の反応・反射の部分もあります。
このようなトレーニング要素を踏まえると、
ボディメイクのコンテストに出るとか、競技特性上必要であるとか以外の場合は、
「相対筋力」を向上させる方が良いと思いませんか?
そして、一般の生活を送る方はもちろんですが、スポーツパフォーマンスを向上するためには、
まず優先的に「バランス」「柔軟性」「可動性」「安定性」という要素のトレーニングを行う方が効率的であると思います。
上記のような能力を改善するトレーニング方法は様々ありますが、
「自体重トレーニング」もその一つです。
※ちなみにこんなんとか
ただし、先程も書きましたように「相対筋力」を向上させるトレーニングの内訳の中に、
「最大筋力」も必要になるとあるように、最低限の『絶対筋力』も必要です。
筋トレは一切せずに、またはやったとしても軽い重りで適当にやっていては、全く意味がありませんし、
「相対筋力」の向上にも繋がりません。それこそ時間の無駄です。
「体重80㎏の人が90㎏の重りを挙げることができる」
これは「相対筋力」が1.125
「体重50㎏の人が30㎏の重りを挙げることができる」
これは「相対筋力」0.6
「体重60㎏の人が75㎏の重りを挙げることができる」
これは「相対筋力」1.25
僕は一番最後が理想的だと思っています。
「動けるカラダづくり」
いろんなイメージがありますが、これが僕の理想とするイメージですね。
【編集後記】
お客様より、バスケの八村塁で流行った
「白えびビーバー」頂きました。
お一人限定2個までのうちの1個を頂きました。
ありがたくいただきます。
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